ロボカップ日本委員会について

特定非営利活動法人 ロボカップ日本委員会 定款

第1章 総 則

(名 称)
第1条 この法人は、特定非営利活動法人ロボカップ日本委員会という。

(事務所)
第2条 この法人は、主たる事務所を東京都港区に置く。

(目 的)
第3条 この法人は、人工知能及びロボット工学の研究、教育に携わる者に対して、研究開発の標準問題となるロボット・サッカー、ロボットによる災害救助および産業・ サービス等(以下「ロボット・サッカー等」という。)の競技会、学術会議及び教 育セミナーの開催等に関する事業を行い、次世代の人工知能及びロボット工学を研 究開発する基盤の提供に寄与することを目的とする。

(特定非営利活動の種類)
第4条 この法人は、前条の目的を達成するため、次の種類の特定非営利活動を行う。
(1) 文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
(2) 国際協力の活動

(事業の種類)
第5条 この法人は、第3条の目的を達成するため、特定非営利活動に係る事業として、
次の事業を行う。
(1) ロボット・サッカー等の競技会の開催
(2) ロボット・サッカー等に関連する学術会議の開催
(3) ロボット・サッカー等に関連する教育セミナーの開催
(4) ロボット・サッカー等に関連する調査及び研究
(5) ロボット・サッカー等に関する普及及び啓発
(6) 非営利科学・文化団体ロボカップ・フェデレーション(スイス・ベルン市)が開催するロボット・ワールド・カップへの参加、協力
(7) 前各号に掲げるもののほか、この法人の目的を達成するために必要な事業

2 この法人は、次の収益事業を行う。
(1) ロボット・サッカー等に関連する出版
(2) ロボット・サッカー等に関連する映像の販売
(3) ロボット・サッカー等に関連する物品の販売
(4) ロボット・サッカー等に関連する無体財産権の実施許諾

3 前項に掲げる事業は、第1項に掲げる事業に支障がない限り行うものとし、その 収益は第1項に掲げる事業に充てるものとする。

第2章 会 員

(種 別)
第6条 この法人の会員は、次の3種とし、正会員をもって特定非営利活動促進法(以下「法」という。)上の社員とする。
(1) 正 会 員 この法人の目的に賛同して入会した個人及び非営利を目的とした団体
(2) 学生会員 この法人の目的に賛同して入会した生徒、学生及び大学院生
(3) 研究会員 この法人の目的に賛同して入会した民間企業

(入 会)
第7条 会員は、この法人の目的に賛同して、この法人の活動に参加、又は、この法人の活動を支援する者であって、会員となるための特別の資格要件は設けない。
2 会員として入会しようとするものは、会長が別に定める入会申込書により、会長に申し込むものとする。
3 会長は、前項の申し込みがあったとき、そのものが第1項に掲げる条件に適合す ると認めるときは、正当な理由がない限り、入会を認めなければならない。
4 会長は、第2項のものの入会を認めないときは、速やかに、理由を付した書面を もって本人にその旨を通知しなければならない。

(入会金及び会費)
第8条 会員は、総会において別に定める入会金及び会費を納入しなければならない。

(会員の資格の喪失)
第9条 会員が次の各号の一に該当するに至ったときは、その資格を喪失する。
(1) 退会届の提出をしたとき。
(2) 本人が死亡し、若しくは失そう宣告を受け、又は会員である団体若しくは企業が消滅したとき。
(3) 1年以上会費を滞納したとき。
(4) 除名されたとき。

(退 会)
第10条 会員は、会長が別に定める退会届を会長に提出して、任意に退会することができる。

(除 名)
第11条 会員が次の各号の一に該当するに至ったときは、総会の議決により、これを除名することができる。
(1) この定款等に違反したとき。
(2) この法人の名誉を傷つけ、又は目的に反する行為をしたとき。
2 前項の規定により会員を除名しようとする場合は、議決の前に当該会員に弁明の 機会を与えなければならない。

(拠出金品の不返還)
第12条 既に納入した入会金、会費及びその他の拠出金品は、返還しない。

第3章 役 員

(種別及び定数)
第13条 この法人に次の役員を置く。
(1) 理事 7人以上15人以内
(2) 監事 2人以上3人以内

2 理事のうち、1人を会長、1人を理事長、1人を専務理事とする。

(選任等)
第14条 理事及び監事は、総会において選任する。
2 会長、理事長及び専務理事は、理事の互選とする。
3 役員のうちには、それぞれの役員について、その配偶者若しくは3親等以内の親 族が1人を超えて含まれ、又は当該役員並びにその配偶者及び3親等以内の親族が 役員の総数の3分の1を超えて含まれることになってはならない。
4 法第20条各号のいずれかに該当する者は、この法人の役員になることができな い。
5 監事は、理事又はこの法人の職員を兼ねることができない。

(職務)
第15条 会長は、この法人を代表し、その業務を総理する。
2 理事長は、会長を補佐し、会長に事故あるとき又は会長が欠けたときは、その職務を代行する。
3 専務理事は、会長及び理事長を補佐し、会長及び理事長ともに事故あるとき又は会長及び理事長ともに欠けたときは、その職務を代行する。
4 理事は、理事会を構成し、この定款の定め及び理事会の議決に基づき、この法人 の業務を執行する。
5 監事は、次に掲げる職務を行う。
(1) 理事の業務執行の状況を監査すること。
(2) この法人の財産の状況を監査すること。
(3) 前2号の規定による監査の結果、この法人の業務又は財産に関し不正の行為
又は法令若しくは定款に違反する重大な事実があることを発見した場合には、
これを総会又は所轄庁に報告すること。
(4) 前号の報告をするために必要がある場合には、総会を招集すること。
(5) 理事の業務執行の状況又はこの法人の財産の状況について、理事に意見を述
べること。

(任期等)
第16条 役員の任期は、2年とする。ただし、再任を妨げない。
2 補欠のため、又は増員によって就任した役員の任期は、それぞれの前任者又は現 任者の任期の残存期間とする。
3 役員は、辞任又は任期満了後においても、後任者が就任するまでは、その職務を 行わなければならない。

(欠員補充)
第17条 理事又は監事のうち、その定数の3分の1を超える者が欠けたときは、遅滞なくこれを補充しなければならない。

(解任)
第18条 役員が次の各号の一に該当する場合には、総会の議決により、これを解任することができる。
(1) 心身の故障のため、職務の遂行に堪えないと認められるとき。
(2) 職務上の義務違反その他役員としてふさわしくない行為があったとき。
2 前項の規定により役員を解任しようとする場合は、議決の前に当該役員に弁明の 機会を与えなければならない。

(報酬等)
第19条 役員は、その総数の3分の1以下の範囲内で報酬を受けることができる。
2 役員には、その職務を執行するために要した費用を弁償することができる。
3 前2項に関し必要な事項は、総会の議決を経て、会長が別に定める。

第4章 会 議

(種 別)
第20条 この法人の会議は、総会及び理事会の2種とする。
2 総会は、通常総会及び臨時総会とする。

(総会の構成)
第21条 総会は、正会員をもって構成する。

(総会の権能)
第22条 総会は、以下の事項について議決する。
(1) 定款の変更
(2) 解散及び合併
(3) 事業計画及び収支予算並びにその変更 (4) 事業報告及び収支決算
(5) 役員の選任又は解任、職務及び報酬 (6) 入会金及び会費の額
(7) 借入金(その事業年度内の収入をもって償還する短期借入金を除く。第49条に おいて同じ。)その他新たな義務の負担及び権利の放棄
(8) 事務局の組織及び運営
(9) その他運営に関する重要事項

(総会の開催)
第23条 通常総会は、毎年1回開催する。
2 臨時総会は、次の各号の一に該当する場合に開催する。 (1) 理事会が必要と認め,招集の請求をしたとき。
(2) 正会員総数の5分の1以上から会議の目的である事項を記載した書面をもって招 集の請求があったとき。
(3) 第15条第4項第5号の規定により、監事から招集があったとき。

(総会の招集)
第24条 総会は、前条第2項第3号の場合を除き、会長が招集する。
2 会長は、前条第2項第1号及び第2号の規定による請求があったときは、????やか に臨時総会を招集しなければならない。
3 総会を招集するときは、会議の日時、場所、目的及び審議事項を記載した電子メ ール又は書面をもって、少なくとも5日前までに通知しなければならない。

(総会の議長)
第25条 総会の議長は、その総会において、出席した正会員の中から選出する。

(総会の定足数)
第26条 総会は、正会員総数の2分の1以上の出席がなければ開会することができない。

(総会の議決)
第27条 総会における議決事項は、第24条第3項の規定によってあらかじめ通知した事項とする。
2 総会の議事は、この定款に規定するもののほか、出席した正会員の過半数をもっ て決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。

(総会での表決権等)
第28条 各正会員の表決権は、平等なるものとする。
2 やむを得ない理由により総会に出席できない正会員は、あらかじめ通知された事 項について、書面をもって表決し、又は他の正会員を代理人として表決を委任する ことができる。
3 前項の規定により表決した正会員は、前2条の適用については、総会に出席した ものとみなす。
4 総会の議決について、特別の利害関係を有する正会員は、その議事の議決に加わ ることができない。

(総会の議事録)
第29条 総会の議事については、次の事項を記載した議事録を作成しなければならない。
(1) 日時及び場所
(2) 正会員総数及び出席者数(書面表決者又は表決委任者がある場合にあっては、その数を付記すること。)
(3) 審議事項
(4) 議事の経過の概要及び議決の結果 (5) 議事録署名人の選任に関する事項
2 議事録には、議長及びその会議において選任された議事録署名人2人が記名押印 又は署名しなければならない。

(理事会の構成)
第30条 理事会は、理事をもって構成する。

(理事会の権能)
第31条 理事会は、この定款に別に定める事項のほか、次の事項を議決する。
(1) 総会に付議すべき事項
(2) 総会の議決した事項の執行に関する事項
(3) その他総会の議決を要しない会務の執行に関する事項

(理事会の開催)
第32条 理事会は、次に掲げる場合に開催する。
(1) 会長が必要と認めたとき。
(2) 理事総数の3分の1以上から会議の目的である事項を記載した書面により招集の
請求があったとき。

(理事会の招集)
第33条 理事会は、会長が招集する。
2 会長は、前条第2号の規定による請求があったときは、????やかに理事会を招集し なければならない。
3 理事会を招集するときは、会議の日時、場所、目的及び審議事項を記載した電子 メール又は書面をもって、少なくとも5日前までに通知しなければならない。

(理事会の議長)
第34条 理事会の議長は、会長がこれに当たる。

(理事会の議決)
第35条 理事会における議決事項は、第33条第3項の規定によってあらかじめ通知した
事項とする。
2 理事会の議事は、理事総数の過半数をもって決し、可否同数のときは、議長の決 するところによる。

(理事会の表決権等)
第36条 各理事の表決権は、平等なるものとする。
2 やむを得ない理由のため理事会に出席できない理事は、あらかじめ通知された事 項について書面をもって表決することができる。
3 前項の規定により表決した理事は、前条及び次条第1項の適用については、理事 会に出席したものとみなす。
4 理事会の議決について、特別の利害関係を有する理事は、その議事の議決に加わ ることができない。
5 必要に応じて、理事会は、電子メールによる電子会議で開催することができる。

(議事録)
第37条 理事会の議事については、次の事項を記載した議事録を作成しなければならない。
(1) 日時及び場所
(2) 理事総数、出席者数及び出席者氏名(書面表決者にあっては、その旨を付記すること。)
(3) 審議事項
(4) 議事の経過の概要及び議決の結果 (5) 議事録署名人の選任に関する事項
2 議事録には、議長及びその会議において選任された議事録署名人2人以上が記名 押印又は署名しなければならない。

第5章 資 産

(構 成)
第38条 この法人の資産は、次の各号に掲げるものをもって構成する。
(1) 設立当初の財産目録に記載された資産 (2) 入会金及び会費
(3) 寄付金品
(4) 財産から生じる収入
(5) 事業に伴う収入 (6) その他の収入

区 分)
第39条 この法人の資産は、これを分けて特定非営利活動に係る事業に関する資産及び収益事業に関する資産の2種とする。
2 特定非営利活動に係る事業に関する資産を分けて、一般会計資産及び競技会特別 会計資産の2種とする。

(資産の管理)
第40条 この法人の資産は、理事長が管理し、その方法は、総会の議決を経て、会長が別に定める。

第6章 会 計

(会計の原則)
第41条 この法人の会計は、法第27条各号に掲げる原則に従って行わなければならない。

(会計区分)
第42条 この法人の会計は、これを分けて特定非営利活動に係る事業に関する会計及び収益事業に関する会計の2種とする。
2 特定非営利活動に係る事業に関する会計を分けて、一般会計及び競技会特別会計 の2種とする。

(事業年度)
第43条 この法人の事業年度は、毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる。

(事業計画及び予算)
第44条 この法人の事業計画及びこれに伴う収支予算は、毎事業年度毎に会長が作成し、総会の議決を経なければならない。

(暫定予算)
第45条 前条の規定にかかわらず、やむを得ない理由により予算が成立しないときは、会長は、理事会の議決を経て、予算成立の日まで前事業年度の予算に準じ収入支出することができる。
2 前項の収入支出は、新たに成立した予算の収入支出とみなす。

(予備費の設定及び使用)
第46条 予算超過又は予算外の支出に充てるため、予算中に予備費を設けることができる。
2 予備費を使用するときは、理事会の議決を経なければならない。

(予算の追加及び更正)
第47条 予算作成後にやむを得ない事由が生じたときは、総会の議決を経て、既定予算の追加又は更正をすることができる。

(事業報告及び決算)
第48条 この法人の事業報告書、財産目録、貸借対照表及び収支計算書等決算に関する書類は、毎事業年度終了後、????やかに、会長が作成し、監事の監査を受け、総会の議 決を経なければならない。
2 決算上剰余金を生じたときは、次事業年度に繰り越すものとする。

(臨機の措置)
第49条 予算をもって定めるもののほか、借入金の借入れその他新たな義務の負担をし、 又は権利の放棄をしようとするときは、総会の議決を経なければならない。

第7章 定款の変更、解散及び合併

(定款の変更)
第50条 この法人が定款を変更しようとするときは、総会に出席した正会員の4分の3以上の多数による議決を経、かつ、法第25条第3項に規定する軽微な事項を除いて 所轄庁の認証を得なければならない。

(解 散)
第51条 この法人は、次に掲げる事由により解散する。
(1) 総会の決議
(2) 目的とする特定非営利活動に係る事業の成功の不能 (3) 正会員の欠亡
(4) 合併
(5) 破産
(6) 所轄庁による設立の認証の取消し
2 前項第1号の事由によりこの法人が解散するときは、正会員総数の4分の3以上 の承諾を得なければならない。
3 第1項第2号の事由により解散するときは、所轄庁の認定を得なければならない。

(残余財産の帰属)
第52条 この法人が解散(合併又は破産による解散を除く。)したときに残存する財産は、法第11条第3項に掲げる者のうち、本法人と類似の目的を有する特定非営利活動 法人又は民法第三十四条の規定により設立された法人に譲渡するものとする。

(合 併)
第53条 この法人が合併しようとするときは、総会において正会員総数の4分の3以上の議決を経、かつ、所轄庁の認証を得なければならない。

第8章 公告の方法

(公告の方法)
第54条 この法人の公告は、官報及びインターネットのホームページに掲載して行う。

第9章 事務局

(事務局の設置)
第55条 この法人に、この法人の事務を処理するため、事務局を設置できる。
2 事務局には、事務局長及び必要な職員を置く。

(職員の任免)
第56条 事務局長及び職員の任免は、会長が行う。

(組織及び運営)
第57条 事務局の組織及び運営に関し必要な事項は、総会の議決を経て、会長が別に定める。

第10章 雑 則

(細 則)
第58条 この定款の施行について必要な細則は、理事会の議決を経て、会長がこれを定める。

附則

1 この定款は、この法人の成立の日から施行する。
2 この法人の設立当初の役員は、別表のとおりとする。
3 この法人の設立当初の役員の任期は、第16条第1項の規定にかかわらず、この法人 の成立の日から平成13年3月31日までとする。
4 この法人の設立当初の事業年度は、第43条の規定にかかわらず、この法人の成立の 日から平成12年3月31日までとする。
5 この法人の設立当初の事業計画及び収支予算は、第44条の規定にかかわらず、設立 総会の定めるところによるものとする。
6 この法人の設立当初の入会金及び会費は、第8条の規定にかかわらず、次に掲げる額 とする。
(1) 入会金
正会員 2000円
学生会員 1000円 研究会員 無 料
(2) 年会費
正会員 3000円(月額250円) 学生会員 無 料
研究会員 一口12万円(月額1万円)

(別 表) 設立当初の役員
会長 浅田稔
理事長 北野宏明
専務理事 松原 仁
理事 淺間一
同 嶋田晋
同 神成淳司
同 鈴木昭二
同 高橋友一
同 田所諭
同 中村恭之
同 野田五十樹
監事 内藤理
同 矢澤洋一

附則

1 この定款は、平成15年5月4日から施行する。

附則

1 この定款は、平成17年12月1日から施行する。

附則

1 この定款は、平成19年5月4日から施行する。

附則

1 この定款は、平成27年10月8日から施行する。

附則

1 この定款は、令和元年6月8日から施行する。

当法人の定款に相違ないことを証明します。
特定非営利活動法人ロボカップ日本委員会
理 事   岡田 浩之